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簿記需要
学生から社会人になる際には、様々なことを身に付ける必要が出てきます。そういう意味では、簿記は社会人としての基盤を支える技能といえるでしょう。そんな中、どういった経済状況においても、必ず身に付けたいのが「技能」ではないでしょうか。ほとんどの企業は何らかの形で経営活動を行っているので、簿記は必然的に必要とされます。 技能を身に付けるということは、いわゆる「手に職を持つ」ということにつながり、早い段階で実現させておけば、就職する上でこれ以上ない大きな武器となり得ます。その中にあって、近年大きく需要を伸ばしているのが「簿記」です。資格ひとつをとっても、日本にはかなり数多くの種類があります。そのため、自分がどんな技能、資格を身に付ければ良いのか、学生時代にはなかなかピンとこないのが実状ではないでしょうか。 社会人になると、嫌でもビジネスの基本である「コスト感覚」が必要となってきます。つまり、簿記検定試験を受けて簿記の技能を修得していれば、非常に幅広い選択肢を得ることができるのです。技能を得ることで、仕事、そして収入、安定といったものを手に入れられるのです。簿記は、経営活動に対しての計算、記録、整理、管理などを行い、経営状態の現状の把握と未来予測ができるようになる技能で、簿記検定試験に合格すると得ることができます。 なぜ、簿記が人気なのかというと、企業の業種を問わないからです。コストを常に意識しなければビジネスは成り立ちませんし、企業の中で仕事はできません。とはいえ、技能と一言で言っても、その種類は千差万別です。
簿記を身に付けるメリットには、まず社会人としての基盤を身に付けられるということがあります。経営者として、会社を興したいという人も同様ですね。そうなってくると、社会人としての振舞い方や日頃の過ごし方も、ある程度変わってきます。ある意味、社会人としての訓練を、簿記という技能を通して行えるということになります。 簿記の技能は、単純に帳簿を付けられるというだけではなく、それを身に付けている時点で、正しい状況判断や適切な分析、洞察を行えるという評価を得られるためです。非常に需要が高まっている簿記という技能。また、簿記を身に付けることで、自分自身に対しての分析も正しく行えるようになります。なぜなら、簿記には数多くのメリットが存在するからです。 簿記はひとつの分野の技能ですが、その技能を身に付ける過程で、社会人として必要な能力をいくつも身に付ける必要があるということですね。様々な職業の基本となるのが、簿記なのです。たとえば、税理士や公認会計士といった資格を得たい人にとって、簿記の技能は必須です。そのため、簿記検定試験を受験する人の数も、かなり多くなってきています。 いち早く学生から社会人へと、精神的な成熟を迎える事ができるのです。分析力を磨くことで、自分の長所や短所、足りないもの、伸ばしたいものを自然と把握できるようになるのです。それに伴い、簿記検定試験の難易度や倍率も高くなっているのですが、それでも簿記を身に付けたいという人は後を絶ちません。さらに、簿記の技能は、様々な職業の叩き台的なものになり得ます。
様々な職業や資格の基礎となり得る簿記という技能を身に付け、実際に資格として得るためには、簿記検定試験を受け、合格しなければなりません。基本的には、「日本商工会議所 簿記検定」「全国経理教育協会 簿記能力検定」「全国商業高等学校協会 簿記実務検定」「全国産業人能力開発団体連合会 簿記能力認定試験」の4つの簿記検定試験が存在しています。簿記検定試験は複数の団体が実施しており、それぞれに試験内容や試験会場、権威、難易度などが異なります。 簿記を実際に行える力があるかどうかを見る試験ということになります。また、それぞれの簿記検定には「等級」が設けられています。等級は、それぞれ難易度に応じた格付けがなされており、1級が最も難しく、同時に最も権威のある資格となります。 どれを受験するかは、それぞれの検定の権威、難易度などを調べた上で判断すると良いでしょう。基本的には、どの簿記検定を受けても簿記として必要な技能を試されるので、それほど大きな違いがあるわけではありません。簿記検定試験は、簿記に必要な基礎知識をはじめ、計算能力、実務能力、分析能力など、様々な能力を試験し、判定するための検定です。 小売店の経営をしたい場合は4級、国家試験を受けたい場合は1級、等のように、それぞれの目的に応じて受験する等級を選ぶのが一般的です。では、そんな簿記検定試験の概要を見ていきましょう。1級から4級まであり、検定によっては3級までのものもあります。
合格ラインは総じて70%となっており、70点以上獲得すれば合格ということになります。試験の中身は、4級が「商業簿記」の基礎、3級が同じく「商業簿記」の基礎および応用、2級が「商業簿記」と「工業簿記」、そして1級が「商業簿記」と「会計学」「工業簿記」「原価計算」となっています。実施回数が増えているということは、それだけ受験人数が増えているということであり、日商簿記の需要の高さを窺わせます。 徐々に内容が複雑になり、試験時間も長くなります。日商簿記は、日本商工会議所、及び各地商工会議所が1954年から実施している簿記検定試験で、1955年からは年2回の体制で行われ、1997年以降は年に3回の検定が実施されています。簿記という技能の需要が伸びていることで、最も権威のある検定も需要を伸ばしている、ということですね。 全部で4つの団体が行っている簿記検定試験ですが、その中で最も権威のある検定は、「日本商工会議所 簿記検定」です。日商簿記の試験日は全国統一日程となっており、6月、11月、2月に行われています。受験料は1級が7,500円、2級が4,500円、3級が2,500円、4級が1,600円となっています。 正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定」ですが、しばしば「日商簿記」という名称で呼ばれています。ただし、1級に関しては科目ごとに足切りがあり、4つの科目のうち、ひとつでも4割未満の得点であった場合は不合格となります。ただし、2月の試験に関しては、2級以下の検定しか受けられないので注意が必要です。
簿記の検定試験で最も有名なのは、日本商工会議所が実施している簿記能力検定(日商簿記)です。この「全国経理教育協会」という団体は、基本的に経理関連の検定試験を行うための公益社団法人で、全国約300校の専門学校が、この団体に加盟しています。しかし、簿記検定試験は日商簿記だけではありません。 最もスタンダードな「簿記能力検定」をはじめ、「計算実務能力検定」「税務会計能力検定」「文書処理能力検定」「電卓計算能力検定」「コンピュータ会計能力検定」等、近年の経営活動には必須といえる能力の検定ばかりです。他にもいくつかの検定試験があり、それぞれに資格としての権威を持っています。この中でも、簿記と最も密接な関わりのある「簿記能力検定」は「全経簿記」と呼ばれ、日商簿記同様に1?4級が設定されています。 以前は「珠算能力検定」のような、そろばん能力を試す検定なども行われていましたが、時代の流れによって廃止となっています。そのため、信頼度、権威という点においては十分なものがあるといえるでしょう。それぞれの等級に応じた難易度が定められており、試験者は目的に応じて自由に受験する等級を選ぶことが可能です。 「全国経理教育協会 簿記能力検定」は、1956年に設立された「全国経理教育協会(当時は全国経理学校協会)」が行っている簿記検定試験です。そんな「全国経理教育協会」の実施している簿記能力検定はかなり種類が豊富で、全部で8つあります。「全国経理教育協会 簿記能力検定」も、その中のひとつです。
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「全商簿記」の特徴は、やはり母体が全国商業高等学校協会という点で、受験者の多くは商業高校、もしくはその高校の出身者です。その全てが文部科学省の後援を受けているので、知名度は高く、資格としての格も十分にあります。これは、日商簿記、全経簿記とも共通しています。ただ、日商簿記、全経簿記と比べると、やや劣るというのが現状です。 日商簿記以外の簿記検定試験には、その他に「全国商業高等学校協会 簿記実務検定」が挙げられます。等級区分は1?4級となっており、受験費用はどの等級でも一教科1,000円となっています。受験資格はなく、誰でも受験可能です。試験が行われるのは年に2回、1月と6月の第4日曜日です。 商業高校に入る人にとって、「全商簿記」の資格はひとつの明確な目標となります。ただし、申込期間がそれぞれ設けられており、1月の試験の場合は11月中旬?下旬、6月の場合は4月下旬?5月上旬となっているので注意しましょう。全国商業高等学校協会というのは、東京の新宿にある財団法人で、全国各地にある商業高等学校の加盟する協会です。 「全商」という略称で呼ばれ、「全国商業高等学校協会 簿記実務検定」はその簿記検定試験という事で、「全商簿記」と表記されます。全国商業高等学校協会では、商業に関する様々な資格試験を行っており、「全商簿記」はその中のひとつです。そのため、受験費用という点では非常にリーズナブルなのも特徴のひとつです。
元々は「全国産業人能力開発団体連合会」という団体の主催でしたが、2010年4月1日より、現在の体制に変更されました。「全産簿記」は、一般財団法人「日本ビジネス技能検定協会」という団体が主催する簿記検定試験です。それが、「全産能連簿記能力認定試験」です。よって、簡単だと認識して一般の人が受けた場合は、ちょっと戸惑うことになるかもしれません。 基本的には、大原簿記専門学校の簿記検定という認識で、実際に多くの受験者が大原簿記専門学校の在校生です。そのため合格率が非常に高く、2?3級は90%前後、1級でも60%前後という統計結果が出ています。受験は、大原簿記専門学校の在校生でなくても可能です。これは、単純に問題の難易度だけが理由ではなく、専門学校の生徒が受けるという点が大きく影響しています。 受験料も、2?3級は各科目1,500円、1級でも2,000円と、かなりリーズナブルです。受験会場も大原簿記専門学校となっているので、在校生にとっては非常に受けやすい試験といえるでしょう。試験時間は各科目90分で、試験範囲は日商簿記とほとんど同じですが、出題傾向はやや異なり、こちらの方が難易度は低めに設定されています。 一般的に「全産簿記」と略されています。数ある簿記検定試験の中で、最も知名度という点で劣っているものの、最も高い合格率を誇る簿記検定。また、過去問題集も販売されているので、問題の傾向と対策を練る上では、比較的準備しやすい検定といえます。